消化器症状/体重減少が認められたブリティッシュショートヘア

今回は、食べているけど痩せてきたブリティッシュショートヘアのご紹介です。

以前から、副院長が診察を担当させていただいており

定期検診にてご来院いただきました。

「最近、痩せてきた」とのお話を伺い、嘔吐などの消化器症状も伴っていたことから

急遽、血液検査、画像検査を実施しました。

血液検査結果として、血液中の栄養タンパク質である「アルブミン」が、非常に低値を示しており

腹部の超音波検査でも、小腸領域の筋層肥厚が顕著に認められました。

✴︎小腸領域の筋肉層の肥厚所見

飼い主様に、現状の症状と検査結果より

「小腸領域に異常がある可能性」をご説明し、内視鏡検査をご提案しました。

ご同意を頂き、検査を実施しました。

✴︎十二指腸の観察所見

✴︎十二指腸の組織生検所見

全身麻酔下で、組織生検を実施し病理検査へ提出しました。

診断結果は、「炎症を主体とした十二指腸炎」でした。

現在は、免疫抑制剤と少量のステロイド剤の併用で症状の改善が認められました。

「よく吐く」「食欲がない」「痩せてきた」などの症状が認められた

わんちゃんやねこちゃんの飼い主様は少なくともいらっしゃると思います。

もし、「うちの子に当てはまる!」という飼い主様は、是非一度当院へご相談下さい。

当院では、安全な全身麻酔を行いながら様々な手術及び検査を実施しております!

全身麻酔がご心配の飼い主様。

一度、ご相談いただけたら幸いです。

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