歯周病による食欲低下が認められた高齢猫

今回は、歯周病の影響で食欲不振が認められた13歳の高齢猫の治療報告です。

昨年末に、「ドライフードが食べづらそう」「痩せてきた」「口臭が気になる」とのことで

当院を来院されました。

身体検査を実施し「重度の歯周病」が認められました。

飼い主様に、全身麻酔下での歯石除去をご提案しました。

術前検査(血液検査、レントゲン検査、腹部及び胸部超音波検査)を入念に実施し

特記した異常は認められませんでした。

高齢猫なため、オーナー様は全身麻酔下での歯石除去をご心配されていたため、

一度、抗生物質などの治療を実施し、食欲などの一般状態を改善してから歯石除去を実施しました。

全身麻酔下での歯石除去は1時間程度で終了し、麻酔中のバイタル(心拍数、血圧、呼吸数、酸素飽和度など)は

安定した状態で実施可能でした。

麻酔時間も短時間であったため、当日の退院となりました。

翌日、術後の治療として再度ご来院いただきご自宅でのご様子を伺いましたが

食欲、活動性も安定していたとの事でした。

高齢なため全身麻酔下での手術や治療に抵抗を感じるオーナー様も少なくないと思います。

当院では、安全に全身麻酔下での治療を受けて頂けるように

術前の検査のみならず、術後のケアも欠かさず実施しております。

当院は、高齢や持病がある患者様に対しても、安全な全身麻酔下での治療をご提案致します。

詳しくは、当院までご連絡下さい。

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