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Radioulna
橈尺骨とは?
橈尺骨(とうしゃっこつ)とは、犬、猫の前肢を支える重要な骨であり、
手首と肘の間にある2本の骨を指します。

骨折の原因
骨折の原因は、高所からの落下でも生じることがありますが
受傷原因の多くは、ソファーや飼い主様から落下など、それほど大きな事故でなくても
骨折は発生します。このようなケースでの受傷は、トイ種などの小型犬でよく認められます。
骨折した際の症状
骨折してしまった多くのわんちゃんねこちゃんは、受傷した足を着地することが出来ず
「足先がぶらぶらしている」と飼い主様からご連絡いただくケースがほとんどです。
このような場合、「完全骨折」が疑われ、骨同士が折れて離れている状態が想定されます。
そのような場合、まず当院へご連絡下さい。
また、ご来院の際に更なる怪我防止のため、キャリーケースでの移動をご提案しております。

treatment
骨折の治療
大きく分けて2種類の治療方法があります。
1.外固定による治療
外固定とは、「ギブス」などの外副子を用いた治療法です。
手術の必要はありませんが、いくつかの条件があります。
治癒するまでの間、絶対安静である事と受傷時の年齢が生後4ヶ月未満である事
また、骨折した骨同士が50%以上接触している事が挙げられます。
このような条件が必要とされるため、わんちゃんねこちゃんに対して比較的困難な治療方法であると言えます。
2.プレートを用いた内固定
プレートとスクリューを使用し折れた骨を固定/治療する方法です。
また、現在の獣医療で第一選択とされている治療方法です。
この治療の場合、術後安静にする必要はあるものの術後早い段階で受傷した足を使用し歩行が可能となります。術後に大きなトラブルがなければ、手術翌日に退院が可能です。
3.入院〜手術〜退院までの流れ
受傷してしまった際、まず当院へご連絡下さい。
骨折は緊急疾患であるため、ご受診頂いた当日の手術対応を心掛けております。
術後は、一泊の入院が必要となります。

4.退院〜術後検診までの流れ
退院後は、ご自宅でのケージレストをお願いしております。
また、術後2週間で抜糸を行います。
術後1ヶ月にて、検診を実施します。
レントゲン検査、身体検査にて問題がなければリードコントロール下での散歩が可能となります。
術後検診を数回行い、骨折の治癒が確認できましたらスクリューの部分抜去をご提案しております。
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入院〜手術〜退院までの流れ
受傷してしまった際、まず当院へご連絡下さい。
骨折は緊急疾患であるため、ご受診頂いた当日の手術対応を心掛けております。
術後は、一泊の入院が必要となります。

退院〜術後検診までの流れ
退院後は、ご自宅でのケージレストをお願いしております。
また、術後2週間で抜糸を行います。
術後1ヶ月にて、検診を実施します。
レントゲン検査、身体検査にて問題がなければリードコントロール下での散歩が可能となります。
術後検診を数回行い、骨折の治癒が確認できましたら
スクリューの部分抜去をご提案しております。